わんちゃんのデンタルケア。
歯磨きを好きにするブラッシングレッスン。
この方法は口腔専門の獣医さんが推奨するレッスンです。
散歩や食事など、その子が好きなことを直前に毎回行うようにします。
ポイントは無理強いは絶対しないこと。
最初は口を触らせてくれただけでも、大袈裟に褒めてあげます。
触る手と反対の手の指に、おやつを用意しておきます。
最初はペースト状のおやつを舐めさせるのがよいです。
口や歯茎に触らせてくれなくても、叱らないこと。
下記に書くステップ1に、1週間かかっても大丈夫です。
犬にとって歯磨きは嫌なことです。
最初は好きなことと嫌なことの割合が、9対1くらいになるように、短い時間で終わらせ、その後食事や散歩で満足させてあげましょう。
<ステップ1>
口を開けず唇をめくる、唇に触れる。
1秒程度で構いません。
触らせてくれたら、大袈裟に褒めましょう。
<ステップ2>
指には歯磨きペーストか好物を付けて、1~2秒歯に触ります。
<ステップ3>
歯ブラシや濡れたガーゼに歯磨きペーストか好物の味を付けて、1~2秒、歯に触ります。
<ステップ4>
ブラッシングし易い、切歯や犬歯から、数秒ブラッシングを行います。
<ステップ5>
徐々に全体をブラッシングしていきます。
<ステップ6>
左右交互にすべての歯をブラッシングします。
出来る様になったら、内側も徐々にブラッシングします。
注意:歯磨き粉は人間用は使わないでください。
人間用に配合されていることがある、キシリトールは血糖値の低下、嘔吐、肝不全を起こすことがあります。
歯ブラシは犬専用でなくても構いません。
人間用大人歯ブラシ(なるべくヘッドの小さいもの)と一本磨き用の細いタイプを用意するとよいでしょう。
ガーゼでなくてもウエットティッシュのような、歯磨きシートもあります。
これらを「歯周病」「歯肉炎」予防の参考になさってください。
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