マイクロチップ助成金ご存知ですか?

先日、大阪地震がありたくさんの猫ちゃん、ワンちゃんがビックリして室外に逃げ出し今も行方不明になっているのをご存知ですか?
そんな時に有効な手段の一つが、マイクロチップです。

日本では馴染みがなくなんとなく可哀想と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、アメリカ、ヨーロッパでは一般的で義務化されているところも多くあります(スイスやフランス、ベルギー、オーストラリアなどでは、犬へのマイクロチップ装着は飼い主さんの義務です)。

災害の多い日本では、発見にかなり有効な手段だと思います。

マイクロチップ助成事業⬇︎
🔴茨城県獣医師会のマイクロチップ助成事業の主な内容
※2019年4月からまは始まっております。
詳しくは獣医師会にお問い合わせください。

 また、海外から日本へ犬や猫を連れてくるときは、「マイクロチップ埋め込み証明書」の提出が必要になります。日本から海外へ連れていく際も、国によってはマイクロチップの装着が必要になります。
 近年は、日本でもマイクロチップの装着義務化への動きがあります。環境省では、平成24年9月に改正された「動物の愛護及び管理に関する法律」附則第14条および15条において、平成30年までにマイクロチップ装着の義務化を検討する、と発表しました。
【参照】
動物の愛護及び管理に関する法律


🔵マイクロチップのメリット🔵


マイクロチップのデータは、専用の「リーダー」で読み取ります。
 では、なぜペットにマイクロチップを装着する必要があるのでしょうか。
 マイクロチップを装着する最大のメリットは、迷子や地震、事故などで飼い主さんと離れ離れになったペットが保護された場合、すぐに身元確認ができることです。
 環境省の調査によると、平成26年度に負傷動物として保護された犬・猫のうち、飼い主さんが引き取ることができたのは、犬が約28%、猫はわずか約0.3%でした。

 また、東日本大震災の際、ある自治体で保護された犬と猫のうち、迷子札や鑑札、狂犬病の注射済票を身に着けていた場合は100%飼い主が判明しましたが、迷子札のついていない首輪のみの場合、飼い主が判明したのは犬は0.5%のみ、猫の場合はゼロでした。

 この震災の後、マイクロチップの重要性が改めて見直されました。

【参照】
環境省統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」

環境省「東日本大震災におけるペットの被災概況」

 仮に首輪や迷子札に飼い主さんの情報を記載していたとしても、それ自体が破損してしまったり、外れてしまったりすることがあります。しかしマイクロチップは一度体内に埋め込めば、一生無くなることはありません。
 情報の登録は、とても簡単です。マイクロチップを埋め込んだ後、飼い主さんは日本獣医師会に氏名や住所、電話番号などの情報を記載した申込書を送付します。その情報は、日本動物愛護協会、日本動物福祉協会、日本愛玩動物協会、日本獣医師会によって構成される「AIPO(動物ID普及推進会議)」のデータベースに登録され、動物病院や動物愛護センターから照会することができます。
 もし、マイクロチップを装着したペットが動物病院や警察署 、動物愛護センターなどで保護された場合、マイクロチップに記録された数字を読み取ってデータを照会することで、すぐに飼い主さんに連絡することができるのです。


🔵マイクロチップのデメリット🔵


マイクロチップを埋め込んでも、体内に影響はありません。
 マイクロチップが発する電磁波による健康被害を懸念している飼い主さんもいますが、日本獣医師会によると体内における影響は認められないそうです。
 レントゲンやCTスキャンの操作にも特に影響はなく、一部のMRI機器で画像が乱れる現象が出るという報告がありますが、ほとんどの場合は問題ないと報告されています。
 また、マイクロチップは、安全性の高い生体適合ガラスやポリマーで覆われているので、副作用やショック症状等の報告もありません。
 飼い主さんの中には、マイクロチップを埋め込む際の痛みを心配する方もいらっしゃいますが、その際は部分麻酔を使用するなどの方法もありますので、獣医さんに相談してみてください。

●マイクロチップの装着方法と費用●
マイクロチップは専用のインジェクター(注入器)で埋め込みます

 マイクロチップの装着は医療行為となるので、動物病院で獣医さんが行います。
専用のインジェクター(注入器)で動物の体内に埋め込みますが、短時間で埋め込むことができ、体への負担はほとんどありません。
 犬は生後2週、猫は生後4週頃から埋め込みができると言われていますが、個体差があるので獣医さんに相談してください。
 費用は動物病院によって異なり、一般的には数千円~1万円程度です。また、情報の登録に別途1,000円の費用がかかります。マイクロチップ推進事業として費用の一部助成を行っている自治体もあるので、お住まいの自治体にお問い合わせください。
 もしかしたら、うっかり外に出て迷子になってしまったり、自然災害でペットと離れ離れになってしまうことがあるかもしれません。
 そんなとき、一刻も早く大切なペットと巡りあうためにも、マイクロチップの埋め込みを検討してみてはいかがでしょうか。

ペットシッターサービス あんず

茨城県守谷市・取手市・常総市・つくばみらい市、千葉県柏市などを中心にわんちゃん、ねこちゃんのお世話をご家族に代わって行うペットシッター協会公認ペットシッター士です。

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