実は、犬が食べではいけない「カエル」。

最近、暑くなって参りました。
予報では「最高気温22℃」と見ることが多くなりましたが、最高気温が22℃予報の日にお散歩🚶‍♂️に行きますと温度計が30℃を超えるところをチラホラ出て来ました。

田んぼや川沿いにはカエル🐸が出没し、暑くなったアスファルトにはカリカリに干からびたカエル🐸をクンクンしているワンちゃんを良くみます。

結論から言いますと「カエルは食べてはいけません」。

なんで?と思ったかと思いますが、
日本に良くいるヒキガエル、アマガエルには毒素があります。


🔴毒素を持つカエル
ヒキガエルが持つ「ブフォトキシン」という毒素をもつカエルを食べると中毒症状が起こることがあります。

実際この中毒にかかってしまうと症状の度合いにもよりますが、よだれ・嘔吐・下痢・呼吸困難・麻痺・発作・意識不明などを引き起こしてしまい、ひどい場合は死んでしまう事も。


🔴寄生虫をがいるカエル
毒性がないカエルでも寄生虫が高確率でおります。
その寄生虫が体内にいるカエルを食べてしまうと、犬の体の中に入り体内で成長、増殖の恐れがあります。
 
幾多もの寄生虫は存在するかと思いますが、その中でも有名な寄生虫「マンソン裂頭条虫」
マンソン裂頭条虫と聞き馴染みがないかもしれませんが「サナダムシ」なら一度は聞いたことがあるかもしれません。
非常に長い寄生虫で、大きいものだと何メートルになり、犬の身体の中で成長したマンソン裂頭条虫は麺類のきしめんに似ています。
マンソン裂頭条虫に感染すると、基本的に症状は見られにくいようですが、数が増えたりすると嘔吐や下痢などの症状が見られます。


なお、ヒキガエルを主食とするヤマカガシという日本でよく見られる蛇にも同様の寄生虫がいる場合があるので、こちらの蛇にも要注意です。


拾い食いの癖があるワンちゃんには注意が必要なのは勿論ですが、
「除草剤が良く撒かれている」や「カエルや蛇が出没しやすくいつも轢かれている」など、
散歩コースに何があるかを日頃から把握しておくのも飼い主の役割の一つかと思います。

ペットシッターサービス あんず

茨城県守谷市・取手市・常総市・つくばみらい市、千葉県柏市などを中心にわんちゃん、ねこちゃんのお世話をご家族に代わって行うペットシッター協会公認ペットシッター士です。

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